布ぞうり工房 禅蔵
最初、お二人の解説を聞いてからCDを聴き始めました。 星座のことには疎く、ライナーノーツがないので参考になりました。 ◆ 総じて、どこまでも美しい広がりのあるピアノの旋律にリッキーのパーフェクトなドラムが相まって一気に宇宙へといざなってくれる、そんな感じがしました。お二人のリズムの取り方、ノリに違いはあるのかもしれないけれど、それはなんの問題もなく、美しく融合されていると思いました。 (ハチロクのリズムは私も2拍3連でとっちゃうと思う) ◆ 私は1曲目が一番、好きです。ジェットコースターに乗ってさあ!行くよ!と宇宙を飛び出しそうな勢いがたまりません。風の時代にピッタリですね。 リッキーがこの曲を聴いてドラムをつけたくなった、って言うけれど、普通、あれだけの難曲に追いつこうとは思いません。つくづく彼の凄さを感じます。 ◆ ふたご座のソロも軽々と楽し気で左右から交互に聞こえておもしろかったです。やぎ座の和サウンドは筝曲の「さくらさくら」を歌ってみたらピタリとはまりました。 ◆ 私はうお座なので、あの寂し気で夢見がちで漂う感じが良く伝わりました。 可愛いアレンジでうれしいです♪ ◆ 「The Pure」のアレンジも意外でした。あれ?お祭りに行っちゃうの?子供に戻ってお祭り太鼓叩きに行ったんだね。「時の刻み」のドラム、手数の少ない静かなアプローチもすてきです。 ◆ 異次元的なテクニックを持つお二人だからこそ、そこに自由な感性が加わるとキセキが起きるのですね。これからも何度も聴き返し、素敵な星の物語を存分に味わいたいです。 ◆ ぜひ、この感動を大きなホールで味わってみたいし、ジャズフェス、野外のプロジェクションマッピングのイベントなどにもピッタリだと思う。 ◆ 来年、ヨコスカ街なかジャズ、トモダチジャズのイベントで横須賀芸術劇場でのコンサートをしてみませんか?その前にツアーですね!早く会社を立ち上げて営業してください。 ◆ 2nd.アルバムは?次回は乙女座のダークな部分も聞いてみたいので テーマは例えば、“本当は怖い占星術” “怖い相性占い”などいかがですか? ◆ このユニークなアイデアで素晴らしいお仕事を完成させたお二人に心から賛辞の拍手を贈ります。 ◆ この素晴らしい出会いに感謝いたします。 ありがとうございました!!
藤原歌劇団正団員
yakuzenはピアノとドラムの編成のグループです。ピアノの下岡達朗さんが作曲した曲に感銘を受け、ドラムの力武誠さんが声をかけて結成されたとの事。下岡さんが紡ぎだす美しいピアノ曲にドラムの力武さんが熱を帯びた迫力のあるリズムを重ねています。◆ジャンルは何と言ったらよいのか。ジャズなのですが、独特な美しさを感じるので、クラッシックの現代音楽と言っても良いかもしれません。私はこの編成の音楽を聴いたことがなかったので新鮮に感じました。美しく温かい音色で居心地の良さを感じますが、不思議な響きが独特な世界観を表現していて、大人の上質な冒険旅行に連れて行ってくれる、そんなワクワク感も感じました。◆このCDは下岡さんが作曲した小品曲集「十二星座」を主軸にしています。占星術に詳しい下岡さんならではの曲で、それぞれの星座の性格を巧みに表現した曲調となっています。例えば1曲目の牡羊座は「細かいこと考えず進みだす」という性格を持っているとの事で、まさに迷いなくどんどん進んでいく疾走感がある曲調になっています。4曲目の蟹座は「人間関係を大事にする」とのことで、それぞれが即興で演奏する部分を入れているとの事。◆どれも素敵な曲ですが、筆者の私自身が蠍座なので、その曲が気に入っています。混沌とした世界を表しているそうで、激しさや疾走感はなく、美しい和音がずっと漂っています。力武さんのドラムはその世界を壊すことなくささやかにリズムを刻みながら、漂う和音に寄り添い進んでいきます。宇宙的な広がりを感じる不思議な世界観を表現していて、とても素敵な曲です。◆私はこの「十二星座」をピアノソロ曲として聞いたこともあります。その時も美しさと独特な音色の響きに感銘を受けましたが、ドラムが入ることによって、より壮大な世界を感じることができます。目を閉じれば満天の星空が見えるはずです。そしてどんどんその星達が自分に近づいてきて気が付いたら、まるで宇宙の中に浮かんでいる感覚になるでしょう。なんと素敵な感覚でしょう。美しく温かい星たちに癒されました。心が疲れているときに聞いたら癒しを与えてくれて、前向きに物事が考えられるようになると思います。私は就寝前のリラックスタイムに聞きたいなと思っています。明日への活力になる事間違いなしです。
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ドラム/打楽器
1973年10月24日生 神奈川県横須賀市出身 8〜15歳まで町内の祭太鼓に参加 15歳からドラムを始める 故・日野元彦氏の付き人として20歳からの5年間吸収に尽力する。 師匠が闘病生活を始めた25歳の時、日野元彦の代役として日野皓正(tp) . バンドのステージに上がる それ以降様々なバンドで日本全国ツアーや海外公演、フェスティバルに出演。 作曲も始め自己のリーダー作品を4つ残している。自己のリーダーバンドBLUEDOTはアジアではチャートイン、ヨーロッパでも発売されている。 主な共演者、在籍BAND/Hank Jones(pf),Ron Carter(b)John Scofield(gi),Bucky Pizzarelli(gi),Chris Potter(ts),Warren Vache(tp),Salena Jones(vo),Harry Allen(ts),Nicolas Simion(ts),日野皓正(tp)綾戸智恵(vo) 鈴木勲(b)OMASOUND, 秋山一将(gi)井上淑彦(ts)鈴木宏昌(pf)チャリート(vo)平賀マリカ(vo)岸ミツアキ(pf)trio、荒武裕一朗(pf)trio、清水くるみ(pf)band、太田朱美(fl)band、 藤村麻紀(vo)など
ピアノ/作曲編曲
武蔵野音楽大学ピアノ科を首席で卒業。 モスクワ音楽院留学、ノーサンブリア大学大学院カルチャーマネジメント修士課程修了。 スコットランド国立オペラにてインターン後帰国、都内コンサートホールに勤めた経歴をもつ異色の音楽家。 ピアノ奏者として常に聴衆や共演者など他者の存在を強く意識し、自らの演奏は彼らによって最大に活かされると自覚したことから、特に歌手の伴奏者として活動。また他ジャンルアーティストのパフォーマンスに即興演奏を添えるなどコラボレーションにも活躍の場を拡げている。編曲家としてもコンサートや録音に楽曲を提供、独自のハーモニーを持つ世界観で好評を得ている。